前回の記事で、ホームページをつくった話を書きました。
銀行口座、会社の印鑑、名刺、ホームページ、と事業に必要なものの準備が整ってきましたので、ここで経理のことを考えてみました。
どうする?確定申告!?
個人事業主は年に1度、確定申告を行う必要があります。
当時は確定申告の経験も、帳簿付けをした経験もなく、まったくの無知な状態でした。
選択肢は2つ
- 税理士さんにお願いする
- 自力でやってみる
本来なら税理士さんにお願いをするべきだったのかもしれませんが、費用がかかるため、ここでもなんとか頑張って自力でやってみようと決心しました。
帳簿付けは自分でできるのか?
確定申告の前に、普段からの帳簿付けが必要です。
初心者でも比較的かんたんに扱えるソフトを利用しようと思いましたが、経理のことを何も知らない私は、用語の意味すら理解できない、という状態でした。
いくらなんでもこれはまずいということで、まず基礎知識を誰かに教えてもらおうと思いました。
というのも、本を読んでも理解できなさすぎたので、直接教えてもらいたかったからです。
色々調べた結果、当時私が住んでいた地域の「青色申告会」で、記帳についての指導をしてもらえるということを知り、初歩的なことを教えていただくことにしました。
期間は3日くらいだったかと思いますが、根気強く丁寧に教えていただき、料金は無料、さらに青色申告会でおすすめしているという記帳ソフトもいただけました。
2006年当時のことで今でも行っているサービスかわかりませんが、下記のリンクより最寄りの青色申告会を調べることが可能ですので、気になる方は調べてみてください。
「青色申告会」は個人事業主を中心として組織される納税者団体です。「税は公平でなければならない」というシャウプ勧告をもとに、納税者が自主的につどい、結成されました。
引用:青色申告会総連合
帳簿付けはソフトに頼る
青色申告会でかんたんなレクチャーを受けた私ですが、その後の帳簿付けは、ソフト「弥生の青色申告」を購入して自分で行うことにしました。
「弥生の青色申告」を選んだ理由
青色申告会で記帳ソフトも無料でいただいたのですが、ソフト『弥生の青色申告』を購入することにしました。
その理由は
- 無知な私でも知っているくらい有名なソフト
- 知識がとぼしくても記帳できる「かんたん入力」機能がある
- わからないことを質問したりQ&Aページなどがあったりとサポートが充実している
「かんたん入力」は大変役に立ち、無知ながらもなんとか帳簿を付けることができました。
その後法人化するまで10年近く、バージョンアップを繰り返しながら使い続け、確定申告も自身で行っていましたので、税理士費用を一切かけることなく乗り切ることができました。
なお、サポートの内容によりプランが選べるようになっているのですが、私は初年度に電話でのサポートを利用できる「ベーシックプラン」を利用して、2年目以降はネット上のFAQを見ることのみ可能な「セルフプラン」としていました。
当時の私はパッケージ版を購入してソフトをダウンロードする形で利用していましたが、今はオンラインソフトになっていて、しかもセルフプランなら1年間無料で使えるようなので、まずはお試しでも気軽に使えますね。
個人事業主でも税理士を雇えるか?
すごくもうかっている人や、法人の会社じゃないと税理士さんに依頼できないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
個人事業主でも税理士さんを雇っている方はたくさんいます。
税理士を雇うメリット
- 自分の本業に集中できる
- 節税のことや分からないことなどを相談できる
税理士を雇うデメリット
- 費用がかかる
- 税理士さんの選び方が難しい
記帳のみお願いするのもアリ
『弥生の青色申告』を購入して自分で帳簿を付けていた私ですが、そのうちまとめて入力すればイイヤーとなり、1年に1回まとめて記帳する、ということが何年か続きました。
ほぼ1年位前の領収書を見ながら帳簿をつけていると、これなんだっけかな?と記憶が定かでないことも多々あります。
入力するものが増えれば増えるほど面倒くささが増してきますので、どうにかならないかと思い、1度「記帳代行」を真剣に検討したことがあります。
結局、がんばって自分で帳簿を付けよう、となって依頼はしなかったのですが、慣れない経理に時間をさくよりも、自分の本業に力を入れる方が儲かるじゃん!という方はお願いするのもありだと思います。
終わりに
経理については本当に何もわからず、起業当初は色々苦労しました。
今ではネット上に情報もたくさんあり、便利なサービスも増えましたので、そんなサービスやツールを使って、限りある時間をできるだけ有効に使っていきたいですね☆
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